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事故物件の査定額はどう決まる?名古屋で事故物件を安く売らないために知っておきたい10の査定ポイント|名古屋仏縁不動産(運営:(株)愛知不動産売却センター)

「事故物件だから、普通の家の半額くらいになります」
「孤独死があったので、かなり安くしないと売れません」
「事故物件は一般の人には売れないので、買取しかできません」
事故物件の売却を検討して、このような説明を受けた方もいるのではないでしょうか。
しかし、事故物件の査定価格は、
「通常価格から一律○%値下げする」
という単純な方法で決まるものではありません。
同じ名古屋市内の事故物件でも、
立地。
土地面積。
駅からの距離。
建物の築年数。
建物状態。
事故等の内容。
発見までの状況。
特殊清掃の有無。
その後の利用状況。
購入者からの需要。
などによって評価は変わります。
さらに、
仲介で売却するのか、買取で売却するのか
によっても提示される価格は異なります。
事故物件だからという理由だけで安い査定を受け入れてしまうと、本来残っている不動産価値まで見落としてしまう可能性があります。
この記事では、名古屋市を中心に事故物件・訳あり物件の売却を取り扱う名古屋仏縁不動産が、
事故物件の査定額を見るときに確認したい10のポイント
を詳しく解説します。
「事故物件だから仕方がない」と安く手放してしまう前に、ぜひ確認してください。
事故物件の査定で最初に確認するべきこと
事故物件の査定で最も大切なのは、
いきなり事故等の事情による減額から考えないこと
です。
最初に確認したいのは、
「事故等の事情がなかったとしたら、この不動産はいくらなのか」
ということです。
例えば、通常であれば3,500万円程度と考えられる不動産があったとします。
そこから、
事故等の内容。
建物状態。
購入者への影響。
周辺需要。
などを個別に検討していきます。
ところが最初から、
「事故物件だから2,000万円」
と言われてしまうと、
通常ならいくらなのか。
なぜ1,500万円低くなるのか。
その金額にどのような根拠があるのか。
が分かりません。
事故物件の査定では、
通常の不動産価値と、事故等の事情による影響を分けて考える
ことが重要です。
「事故物件だから半額」という決まりはない
事故物件についてインターネットで調べると、
「事故物件は○%安くなる」
「自殺なら○%」
「事件なら○%」
などの情報を見かけることがあります。
しかし、実際の不動産は一つひとつ条件が違います。
例えば同じような出来事があった住宅でも、
名古屋市中心部の駅徒歩圏にある土地と、郊外にある土地では不動産そのものの需要が違います。
マンションと戸建住宅でも違います。
築5年と築50年でも違います。
そのため、
事故等の内容だけを見て、一律に何%下がると決めることはできません。
事故物件の査定で重要なのは、パーセンテージではなく、
「なぜこの査定額になったのか」
を確認することです。
査定ポイント① まず通常の市場価格を確認する
事故物件の査定で最初に見るのが、
事故等の事情がなかった場合の市場価値
です。
通常の不動産査定と同じように、
周辺の取引状況。
土地面積。
建物面積。
築年数。
駅距離。
道路条件。
用途地域。
土地形状。
マンションなら階数・方角・管理状況。
などを確認します。
ここで仮に、
「通常であれば3,500万円程度」
という基準ができたとします。
そこから初めて事故等の個別事情を考えます。
この基準がなければ、事故物件として提示された査定価格が高いのか安いのか判断できません。
売出価格だけではなく成約価格も重要
査定をするときに注意したいのが、
売出価格と成約価格は違う
ということです。
例えば近隣で3,800万円の中古住宅が販売されていても、その住宅が実際に3,800万円で成約するとは限りません。
売出価格は売主様の希望価格を含んでいることがあります。
査定では、現在販売されている物件だけでなく、確認できる実際の取引状況なども参考にしながら価格を考える必要があります。
事故物件の場合も同じです。
「近所で4,000万円で売り出されているから、この事故物件も4,000万円」
とは限りません。
反対に、
「事故物件だから近所の半額」
とも限りません。
まず通常の市場価値を丁寧に調べることがスタートです。
査定ポイント② 土地そのものの価値
戸建住宅の事故物件では、建物内で発生した出来事に意識が集中しがちです。
しかし、不動産には土地があります。
そして、
事故等の事情があっても土地の立地条件そのものが消えるわけではありません。
例えば、
駅から近い。
商業施設が近い。
住宅需要がある。
前面道路が広い。
土地形状が良い。
まとまった面積がある。
商業利用できる。
収益物件用地として検討できる。
といった土地には、それ自体の価値があります。
特に建物が古く、土地価格が不動産価値の大部分を占める物件では、土地評価をしっかり確認することが重要です。
「事故物件だから土地まで価値がない」は違う
例えば築50年の戸建住宅で、建物の評価がそれほど高くないケースを考えてみましょう。
通常時の査定が、
土地3,000万円。
建物100万円。
合計3,100万円。
だったとします。
このような物件について、
「建物内で事故等があったから不動産全体の価値がほとんどない」
と考えるのは早すぎます。
土地としてどの程度の需要があるのか。
建物付きで購入する人がいるのか。
更地にした場合どうなるのか。
などを確認する必要があります。
事故等の事情と土地価値を混同しないこと。
これは事故物件を安く売らないための重要なポイントです。
査定ポイント③ 立地と周辺需要
同じ事故物件でも、立地によって売却のしやすさは大きく変わります。
名古屋市には16区あり、さらに同じ区の中でも需要は異なります。
駅徒歩圏なのか。
地下鉄やJR、名鉄などを利用しやすいのか。
住宅地なのか。
商業地なのか。
学校やスーパーなど生活施設が近いのか。
駐車場を確保できるのか。
周辺でどのような不動産が売買されているのか。
こうした条件によって購入希望者の数が変わります。
事故等の事情があったとしても、
「それでもこの場所なら欲しい」
という購入者がいる立地であれば、売却の可能性はあります。
名古屋市16区を一括りにしない
例えば、
千種区・東区・中区のような都心部やその周辺。
昭和区・瑞穂区・名東区・天白区などの住宅エリア。
中村区・西区・北区・中川区・港区・南区・守山区・緑区・熱田区など。
それぞれ土地の利用方法や購入者層が異なります。
さらに、
「○○区だから高い」
「○○区だから安い」
と単純に判断することもできません。
同じ区でも駅から徒歩5分と徒歩25分では条件が違います。
大通り沿いと住宅街でも違います。
事故物件を査定するときは、
名古屋市全体ではなく、その物件がある場所の需要を見る
ことが大切です。
査定ポイント④ 建物の築年数と現在の状態
事故物件の査定では、事故等の事情だけでなく建物状態も重要です。
例えば、
築年数。
構造。
雨漏り。
シロアリ被害。
給排水設備。
外壁。
屋根。
内装。
過去のリフォーム。
空き家期間。
などを確認します。
同じ築30年でも、
定期的に修繕されている住宅と、10年以上ほとんど管理されていない住宅では評価が違います。
事故等の事情とは別に、
建物としてあとどの程度利用できるのか
を確認する必要があります。
特殊清掃したから建物価値がゼロになるわけではない
孤独死などによって特殊清掃が行われた物件では、
「もう建物には価値がない」
と思われる方もいます。
しかし、特殊清掃を行ったという事実だけで建物価値が自動的にゼロになるわけではありません。
重要なのは、
現在どのような状態なのか。
どこまで清掃・修繕されているのか。
臭気などの問題が残っていないか。
建物自体にどの程度の利用価値があるのか。
です。
反対に、見た目がきれいでも、建物自体に大きな不具合があれば修繕費を考慮する必要があります。
事故等の事情と建物状態は分けて評価する。
これも重要です。
査定ポイント⑤ 事故等の内容
ここで初めて、事故等の具体的な事情を確認します。
一般に「事故物件」と呼ばれていても、その内容はさまざまです。
例えば、
自然死。
病死。
日常生活上の事故。
孤独死。
自殺。
事件。
などがあります。
人の死があった住宅をすべて同じ条件で評価するわけではありません。
特に、
死亡原因。
どこで発生したのか。
どのような状態で発見されたのか。
発見までの期間。
特殊清掃が必要だったのか。
事件性があったのか。
その後どのように利用されているのか。
などを整理します。
重要なのは、
「事故物件」という言葉だけで査定しないこと
です。
「孤独死=必ず大幅減額」とは限らない
高齢化や単身世帯の増加により、自宅で亡くなるケースは珍しいことではありません。
そのため、
「室内で人が亡くなった」
という一点だけで、すべて同じ事故物件として扱うのは適切ではありません。
自然死だったのか。
発見が早かったのか。
特殊清掃が必要だったのか。
建物にどのような影響があったのか。
などを確認します。
孤独死という言葉だけで、
「通常価格の半額」
などと決めるのではなく、個別事情を整理して査定することが大切です。
査定ポイント⑥ 発見状況と特殊清掃の有無
同じ自然死でも、発見までの状況によって物件への影響が異なる場合があります。
例えば、亡くなった後すぐに発見されたケースと、一定期間が経過して特殊清掃が必要になったケースでは、建物の状態や購入希望者が受ける印象も違う可能性があります。
そのため査定時には、
いつ頃発生したのか。
いつ発見されたのか。
特殊清掃を行ったのか。
どこまで清掃したのか。
床や壁などを交換したのか。
臭気対策を行ったのか。
現在どのような状態なのか。
などを確認します。
特殊清掃業者の作業報告書や請求書などが残っている場合は、捨てずに保管しておくと状況整理に役立ちます。
査定ポイント⑦ 事故等の発生から現在までの状況
事故等が発生してから現在まで、その不動産がどのように使われてきたのかも確認します。
事故等の発生後、
ずっと空き家なのか。
リフォームしたのか。
誰かが居住したのか。
賃貸として利用されたのか。
売却活動をしたことがあるのか。
などです。
ここで注意したいのは、
「何年経過したから事故等の事情が自動的になくなる」
と単純に考えないことです。
売買取引では、経過年数だけで一律に判断できるものではありません。
査定価格についても、
「10年前だから影響ゼロ」
「去年だから必ず○%減額」
という単純な計算ではなく、物件ごとに考える必要があります。
査定ポイント⑧ 購入希望者がどれくらいいるか
不動産価格を考えるうえで非常に重要なのが、
需要です。
事故物件であっても、
その価格なら購入したい。
その立地なら検討したい。
リフォーム前提なら欲しい。
投資用としてなら検討できる。
土地として欲しい。
という購入者が複数いれば、売却条件は変わってきます。
反対に、通常の不動産でも購入希望者がほとんどいなければ、希望価格での売却は難しくなります。
つまり、
事故物件だから安いのではなく、最終的には「その条件で買いたい人がいるか」が重要
なのです。
一般の住宅購入者だけが買主ではない
事故物件を査定するとき、
一般の住宅購入者だけを想定する必要はありません。
物件によっては、
不動産投資家。
リフォーム事業者。
不動産買取会社。
土地を探している事業者。
隣地所有者。
などが購入候補になる場合があります。
例えば建物を使用しない購入者であれば、建物の内装状態より土地条件を重視するかもしれません。
投資家なら、購入価格とリフォーム費用、将来の賃料などから判断するでしょう。
誰に売るかによって、その不動産の評価ポイントは変わります。
査定ポイント⑨ 仲介査定と買取査定を混同しない
事故物件の査定を受けると、
A社3,000万円。
B社2,700万円。
C社2,200万円。
というように、会社によって大きな差が出ることがあります。
ここで最初に確認したいのが、
それは仲介査定なのか、買取査定なのか
ということです。
仲介査定は、購入希望者を探して市場で売却することを前提とした価格です。
一方、買取査定は、不動産会社等が直接購入する価格です。
買取では、購入後の保有コストや修繕、再販売などを見込んで価格を判断するため、仲介による想定成約価格とは考え方が異なります。
そのため、
仲介3,000万円と買取2,300万円を並べて「700万円安い」とだけ判断するのは適切ではありません。
売却期間や条件、必要経費なども含めて比較します。
査定ポイント⑩ 最終的な手取り額
事故物件の査定で最後に確認したいのが、
売主様の手元に最終的にいくら残るのか
です。
例えば、
A案
仲介で3,000万円。
B案
買取で2,700万円。
なら、A案の方が300万円高く見えます。
しかし仲介で売却するために、
残置物撤去。
リフォーム。
解体。
測量。
その他の作業。
などが必要になる場合があります。
一方、買取では現状のまま引渡しできる条件が提示されることもあります。
そのため比較するべきなのは、
査定価格そのものではなく、必要費用を差し引いた最終的な手取り
です。
事故物件の査定で絶対に確認したい質問
査定を受けたら、不動産会社へこう聞いてみてください。
「事故等がなかった場合、この物件はいくらですか?」
そして、
「そこから、なぜこの査定価格になるのですか?」
この2つは非常に重要です。
例えば、
通常価格3,500万円。
事故物件として2,400万円。
と言われたのであれば、
なぜ1,100万円違うのか。
その理由を確認します。
「事故物件だからです」
だけではなく、
土地評価。
建物評価。
事故等の事情。
想定する購入者。
必要な修繕。
販売方法。
など、具体的な説明があるかを確認してください。
「事故物件だから安い」では査定理由にならない
事故物件の査定で大切なのは、
価格そのものより、その価格になった理由です。
3,000万円という査定でも、根拠がなければ実際に売れるとは限りません。
反対に2,500万円という査定でも、
周辺成約事例。
土地評価。
建物状態。
事故等の事情。
購入者需要。
などを具体的に説明できるのであれば、判断材料になります。
そして、
一番高い査定額を出した会社=一番高く売ってくれる会社
とも限りません。
ここが事故物件の査定で非常に重要なポイントです。
次回後編|査定額が会社によって1,000万円違うのはなぜ?
ここまで、事故物件の査定額を決める10のポイントを解説してきました。
しかし実際に複数社へ査定を依頼すると、
「会社によって査定額が全然違う」
ということがあります。
例えば、
A社 2,000万円。
B社 2,600万円。
C社 3,200万円。
同じ事故物件なのに、1,000万円以上違うことも考えられます。
では、
一番高いC社を選べばいいのでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。
後編では、
査定額が会社によって違う理由
高すぎる仲介査定に注意する理由
買取価格が低くなる仕組み
「事故物件だから半額」と言われた場合の考え方
査定前に片付け・リフォーム・解体をするべきか
名古屋で事故物件を安く売らないための査定会社の選び方
まで、さらに詳しく解説します。
事故物件だからといって、最初から価値を低く考える必要はありません。
まず通常の価値を知る。
次に事故等の事情を整理する。
そして、なぜその査定額になるのかを確認する。
この順番が、事故物件を安く手放さないための第一歩です。
事故物件の査定額はどう決まる?名古屋で事故物件を安く売らないために知っておきたい10の査定ポイント【後編】
前編では、事故物件の査定額を考えるうえで重要な10のポイントを解説しました。
事故物件の査定で最初に確認したいのは、
「事故物件だからいくらなのか」ではなく、「事故等の事情がなければいくらなのか」
ということです。
そこから事故等の内容、建物状態、土地価値、周辺需要、購入者層などを整理していきます。
しかし実際に複数の不動産会社へ査定を依頼すると、
「A社とB社で500万円も違う」
「一番高い査定を出した会社に任せればいい?」
「買取会社から通常相場よりかなり安い価格を提示された」
ということがあります。
後編では、査定価格の差が生まれる理由と、名古屋で事故物件を安く売らないための具体的な査定の見方をさらに詳しく解説します。
同じ事故物件なのに査定額が1,000万円違うのはなぜ?
例えば、名古屋市内にある同じ事故物件を3社へ査定依頼したところ、
A社 2,000万円
B社 2,600万円
C社 3,200万円
という結果になったとします。
最低と最高では1,200万円もの差があります。
当然、
「3,200万円のC社が一番いい」
と思うでしょう。
しかし、ここで確認したいことがあります。
それぞれの金額は、
「その会社が買ってくれる金額」なのか、
「仲介で売れると予想している金額」なのか
ということです。
これを確認せず、数字だけを比較してはいけません。
「査定価格」と「買取価格」はまったく意味が違う
例えば、
A社 買取2,000万円。
B社 買取2,600万円。
C社 仲介査定3,200万円。
だったとします。
C社の3,200万円は、不動産会社が3,200万円で買ってくれるという意味ではありません。
「市場へ売り出した場合、この程度の価格で売却できる可能性がある」
という査定かもしれません。
一方、A社やB社の買取価格は、条件が整えばその金額で不動産会社等が直接購入する前提の価格です。
つまり、
2,600万円と3,200万円は、そもそも同じ種類の数字ではありません。
事故物件の査定を比較するときは、
仲介査定。
買取査定。
売出提案価格。
想定成約価格。
を区別して確認することが大切です。
一番高い査定額を出した会社が一番いいとは限らない
不動産を売却するなら、少しでも高く売りたい。
これは当然です。
しかし、
高い査定額=高く売れる保証
ではありません。
例えば、
周辺相場3,000万円前後。
A社査定2,800万円。
B社査定3,000万円。
C社査定3,800万円。
だった場合、C社が魅力的に見えます。
しかし3,800万円という価格に根拠がなければ、実際に売り出しても問い合わせがほとんど来ない可能性があります。
数カ月後、
3,600万円。
3,400万円。
3,200万円。
2,980万円。
と値下げを繰り返すことになれば、売却期間だけが長くなってしまうかもしれません。
だからこそ、
査定額を見るのではなく、査定根拠を見る。
これが重要です。
高い査定を提示されたら3つ質問する
他社より大幅に高い査定を提示された場合は、次の3つを確認してみてください。
①なぜこの価格になるのですか?
周辺取引、土地価格、建物評価など、具体的な根拠を確認します。
②どんな購入者を想定していますか?
一般住宅購入者なのか、投資家なのか、不動産事業者なのかによって販売戦略は変わります。
③この価格で反響がなかった場合、どうしますか?
最初から値下げを前提にしていないか確認します。
具体的な回答があるなら判断材料になります。
反対に、
「とりあえずこの価格でいきましょう」
だけなら慎重に考えた方がよいでしょう。
事故物件の買取価格が仲介より低くなる理由
事故物件を不動産会社等が直接買い取る場合、仲介で一般市場へ売却する場合より価格が低くなることがあります。
なぜでしょうか。
買取会社は購入後に、
残置物を撤去する。
特殊清掃や修繕をする。
リフォームする。
建物を解体する。
一定期間保有する。
再販売する。
などの費用やリスクを負う場合があります。
さらに、購入した事故物件が想定した価格ですぐ再販売できるとは限りません。
そのため、再販売価格そのものではなく、
必要経費やリスクなどを考慮して買取価格を判断する
ことになります。
ただし「買取だから安くて当然」で終わらせない
買取価格が仲介による想定価格より低くなることがあるからといって、
どんな価格でも受け入れる必要はありません。
例えば、
通常市場価値3,500万円。
買取査定1,800万円。
と言われたら、
「事故物件だから仕方ない」
ではなく、
なぜ1,800万円なのか
を確認しましょう。
想定再販売価格はいくらなのか。
どんな工事を想定しているのか。
残置物撤去はいくら見込んでいるのか。
建物を利用するのか解体するのか。
どのようなリスクを考えているのか。
説明を聞くことで、その価格を判断しやすくなります。
「事故物件だから半額」と言われたら確認すること
事故物件の査定で、
「通常3,000万円ですが、事故物件なので半額の1,500万円です」
と言われたとします。
この場合に確認したいのは、
なぜ半額なのか
です。
事故等の内容によるものなのか。
建物状態によるものなのか。
土地に別の問題があるのか。
再販売に大規模な工事が必要なのか。
購入希望者が非常に限定されると判断しているのか。
理由を分解して確認します。
単に、
「事故物件は普通このくらい下がります」
という説明だけで判断する必要はありません。
不動産は一つひとつ条件が違うからです。
査定価格を下げている原因が「事故」ではないこともある
事故物件の査定額が低いと、
「やっぱり事故があったからだ」
と思ってしまいます。
しかし、査定価格を下げている本当の原因が別にある場合もあります。
例えば、
前面道路が狭い。
土地形状が悪い。
建物が大きく老朽化している。
雨漏りがある。
再建築について問題がある。
境界が不明確。
共有名義になっている。
借地である。
などです。
つまり、
事故物件+別の問題
というケースです。
この場合、事故だけを解決しようとしても査定価格は大きく変わらない可能性があります。
事故物件の査定では、
何が価格を下げているのかを一つずつ分ける
ことが重要です。
事故物件+再建築不可ならどちらが価格に影響している?
例えば、
孤独死があった戸建住宅。
さらに接道などの問題から再建築について大きな制約がある。
このような物件だったとします。
売主様から見ると、
「孤独死があったから安い」
と思うかもしれません。
しかし購入者側からすると、事故等の事情以上に、
「将来建て替えできるのか」
という点を重視する可能性があります。
事故物件という言葉だけに引っ張られず、
土地。
建物。
権利関係。
道路。
事故等の事情。
をそれぞれ査定する必要があります。
査定前にリフォームすると高くなる?
事故物件を査定する前に、
「少しでも高く査定してもらうためにリフォームしよう」
と考える方もいます。
しかし、査定前の高額なリフォームは慎重に考えてください。
例えば、
現状査定2,500万円。
リフォーム費300万円。
リフォーム後査定2,700万円。
なら、査定額は200万円上がっています。
しかし300万円を使っているので、単純計算では手取りが増えるとは限りません。
そのため、
まず現状で査定する。
その後、
リフォーム費。
リフォーム後の想定価格。
を比較します。
解体してから査定する必要もない
築年数が古い事故物件では、
「建物を壊して更地にしてから査定してもらおう」
と考える方もいます。
これも順番が逆です。
まず、
建物付きならいくら。
更地ならいくら。
解体費はいくら。
を確認してください。
例えば、
建物付き2,800万円。
更地3,050万円。
解体費300万円。
なら、売却価格は250万円上がっても解体費が300万円かかります。
さらに、建物を壊した後は元に戻せません。
解体する前に査定する。
事故物件では特に重要です。
残置物があっても査定できる
相続した事故物件では、室内に大量の家財が残っていることがあります。
「全部片付けないと査定してもらえない」
と思われるかもしれません。
しかし、残置物がある状態でも査定できる場合があります。
むしろ、
現状ならいくら。
撤去費はいくら。
撤去後ならいくら。
を比較した方が合理的です。
例えば、
現状査定2,400万円。
残置物撤去費80万円。
撤去後査定2,450万円。
なら、50万円高く売れても80万円の撤去費がかかります。
売却条件によっては、現状売却を検討した方がよい場合があります。
事故物件の査定では「手取り査定」という考え方を持つ
事故物件の査定では、
表面上の査定額だけを比較しない
ことが重要です。
例えば、
A社
仲介想定価格 3,000万円
残置物撤去 100万円
リフォーム 150万円
B社
現状買取 2,800万円
残置物そのまま
リフォーム不要
この場合、単純に3,000万円と2,800万円を比較するだけでは判断できません。
もちろん実際には仲介手数料や契約条件、税金など、さらに確認すべき項目があります。
しかし考え方として重要なのは、
最終的に売主様の手元にいくら残るのか
です。
売却期間にも「コスト」がある
事故物件を高く売りたい場合、仲介で時間をかけて購入希望者を探す方法があります。
しかし、売却期間中にも費用が発生する場合があります。
固定資産税等。
火災保険。
マンションなら管理費・修繕積立金。
空き家の維持管理。
庭木の管理。
遠方から確認する場合の交通費。
などです。
例えば年間40万円の維持費がかかる不動産を2年間所有すれば、単純計算で80万円になります。
そのため、
高く売ることと、長く売ることは同じではありません。
適正な価格で、適切な購入者へ売ることが重要です。
「高く売りたい」と「早く売りたい」は両立できる?
完全に両方を最大化することは難しい場合があります。
しかし、
仲介か買取かを最初から一つに決める必要もありません。
例えば、
最初の3カ月は仲介で販売。
↓
反響を確認。
↓
問い合わせや内覧状況を分析。
↓
必要なら価格調整。
↓
一定期間で成約しなければ買取を再検討。
という方法もあります。
これなら、
「まず高値売却の可能性を探したい」
という希望と、
「いつまでも売れないのは困る」
という希望を調整できます。
事故物件が半年以上売れないときは査定をやり直す
事故物件を売り出して半年、1年と売れない場合、
単純に値下げを続ける前に一度査定をやり直しましょう。
確認したいのは、
売出価格。
問い合わせ件数。
内覧件数。
購入を見送った理由。
広告内容。
購入対象者。
物件情報の整理状況。
競合物件。
です。
問い合わせ自体がないのであれば、価格や広告、購入対象者の設定に問題がある可能性があります。
問い合わせはあるのに購入されないのであれば、現地を見た後に何らかの問題があるのかもしれません。
売れない=価格が高い
と決めつけないことが重要です。
名古屋で事故物件を査定するときの5つの質問
事故物件の査定を依頼したら、不動産会社へ次の5つを聞いてみてください。
①事故等がなければ、この物件はいくらですか?
まず通常の不動産価値を確認します。
②事故等の事情によって、どこを評価に反映しましたか?
「事故物件だから」ではなく具体的な理由を確認します。
③仲介なら、いくらで売り出して、いくらでの成約を想定しますか?
売出価格と想定成約価格を分けて聞きます。
④買取なら、いくらですか?
仲介と買取を比較します。
⑤最終的な手取りはいくらになりますか?
必要経費まで考えて判断します。
この5つに具体的な説明があるかどうかは、不動産会社を比較する材料になります。
事故物件を安く売らないために「査定書の数字」だけを見ない
事故物件を売却するとき、一番怖いのは査定額が低いことだけではありません。
その価格が適正なのか分からないまま売ってしまうこと
です。
2,000万円が安いとは限りません。
3,000万円が高いとも限りません。
重要なのは、
なぜ2,000万円なのか。
なぜ3,000万円なのか。
です。
周辺相場。
土地価格。
建物価値。
事故等の事情。
修繕費。
購入需要。
販売方法。
これらを整理して初めて査定価格の意味が分かります。
名古屋の事故物件は「事故物件」という名前だけで査定しない
事故物件にも、それぞれ違う価値があります。
名古屋駅に近い土地。
地下鉄駅徒歩圏のマンション。
住宅需要のある戸建住宅。
収益利用できる物件。
建て替えを検討できる土地。
隣地と一体利用できる土地。
同じ「事故物件」という言葉で呼ばれていても、不動産としての条件はまったく違います。
だからこそ、
事故物件というラベルより先に、不動産そのものを見る。
これが査定の基本です。
まとめ|事故物件の査定は「通常価格→個別事情→売却方法」の順番で考える
名古屋で事故物件を査定するときは、最初から、
「事故物件だから安い」
と考えないでください。
まず、
事故等の事情がなければいくらなのか。
次に、
事故等の内容が価格へどのように影響するのか。
そして、
仲介と買取では、それぞれどのような条件になるのか。
を確認します。
さらに、
残置物撤去。
リフォーム。
解体。
測量。
保有コスト。
その他必要となる費用。
などを考え、
最終的な手取りで比較する。
ここまでやって初めて、売主様にとって本当に有利な売却方法が見えてきます。
名古屋の事故物件査定・売却なら名古屋仏縁不動産へ
名古屋仏縁不動産では、名古屋市を中心に愛知県全域で、
事故物件。
孤独死物件。
相続した事故物件。
特殊清掃後の住宅。
ゴミ屋敷。
残置物が大量にある住宅。
再建築不可物件。
共有持分。
借地権・底地。
老朽化した空き家。
他社で売却を断られた不動産。
などの査定・売却相談を承っています。
まだ片付けていなくても構いません。
リフォームしていなくても構いません。
解体していなくても構いません。
むしろ、お金を使う前に査定してください。
「他社から事故物件だから半額と言われた」
「買取査定が安い気がする」
「通常ならいくらの不動産なのか知りたい」
「仲介と買取、どちらが得なのか比較したい」
「現状のまま売却できるのか知りたい」
そのような段階からご相談ください。
事故物件だからという理由だけで、価値がゼロになるわけではありません。
まず通常の価値を知る。
事故等の事情を整理する。
売却方法を比較する。
そして、最終的な手取りを見る。
事故物件を安く手放さないために、この順番を大切にしてください。
複雑な事情を整理し、次のご縁へ。
事故物件・訳あり物件の売却を、専門的な知見で支援します。

複雑な事情を整理し、次のご縁へ。
事故物件・訳あり物件の売却を、専門的な知見で支援します。

――売れない不動産にも、次のご縁がある。名古屋仏縁不動産

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名古屋仏縁不動産|運営:株式会社 愛知不動産売却センター

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名古屋で飲食店を居抜きで売るなら【居抜きの達人】
名古屋の店舗売却・飲食店売却・居抜き売却【居抜キング】

名古屋市を中心に愛知県全域対応
事故物件・訳あり物件・ゴミ屋敷・相続不動産・再建築不可・共有持分・借地権・底地の売却相談

「こんな状態でも売れるだろうか」という段階から、お気軽にご相談ください。

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